FakeAacWavでエラーが発生したときの対処法のメモ その2

FakeAacWavでエラーが発生したときの対処法のメモでは、
FAWサイズを1/2にすることで何とかエンコードができました。
ただ手間が結構かかるのと、そもそも音質にこだわらないソースなら
無理にFAWを使う必要もないので、音声の再圧縮ありで、
なるべくエンコードの手順が変わらない方法を探ってみました。

目次

bassAudioSourceの準備

DGIndexで映像(d2v)と音声(aac)に分離後、aacを擬似wavに変換するところで
失敗しているので、aacをそのまま音声として扱うように手順を変更します。
AviSynthでaacを直接読み込むには、bassAudioSourceを使用します。
プラグインが必要なので、以下の手順でインストールします。

  1. BeHappyのサイトからBeHappy-xxxxx.7zをダウンロードします。
  2. BeHappy-xxxxx.7zを任意のフォルダに解凍します。
  3. \BeHappy\plugins32\ にある以下の3ファイルを、AviSynthのpluginsフォルダ
    (C:\Program Files (x86)\AviSynth\plugins\ など)にコピーします。

    • bass.dll
    • bass_aac.dll
    • BassAudio.dll 

以上でbassAudioSourceの準備は完了です。

avsファイルの編集

avsファイルはDGIndexが自動で作成してくれますが、
音声としてFakeAacWavで変換したwavファイルを読み込むように
設定されているので、aacファイルを読み込むように変更します。

  • 変更前
  • 変更後

    不要になった行はコメントアウト(#)し、追加行はハイライトしています。
    DelayAudioの値は、aacファイルの DELAY xxxms の数値を参考に設定します。

AviUtlで編集する

AviUtlに編集したavsファイルを読み込ませます。
エラーになってしまう場合は、avsファイルが誤っていないか、
プラグインがちゃんとインストールされているかを確認してみてください。
読み込みが問題なければ、通常通り編集やフィルタの設定などを行います。

出力する

拡張 x264 出力(GUI) Exを使用して出力します。
音声のエンコーダはqaacに設定します。
ビットレートは128~256kbpsあたりからお好みで。

MP4を確認する

できあがったMP4を再生してみたところ、
問題なく再生でき、音ズレもありませんでした。

個人的にはビットレートが192kbps以上あれば
音声の劣化も気にならないので、FakeAacWavでエラーが
発生したときの対処は、この方法を主に使うことになりそうです。

参考

 

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